自分に最適なADSLサービスを探そう
今後、yahoo BB でADSLサービスを申し込む人にとって有用な情報になるだろうと思い、ブログとして、記録を残しておくことにしました。管理人も、こういった重要な手続きを記録に残すことで、ADSLサービスの乗り換えの時などに、参考になるかもしれないという思いで、一石二鳥の気持ちで記述することにしました。
まず、「自分に最適なサービスは何か」
ここがスタート地点と言えます。
線路距離と伝送損失を調べよう
なので、まず重要なのは、NTT局と自宅の線路がどのくらいの距離にあるのかを詳細に調べる必要があります。なお、ここでは固定回線で契約していることを前提に話を進めます。
次に参考になる外部リンクを紹介します。
線路情報開示システム-西日本
線路情報開示システム-東日本
自分の住んでいる地域からどちらかを選択し、留意事項を読んでからNextを選択すると、
別タブで線路情報開示システムのログイン画面が出てきます。ログインをすると、左のサイドバーに 電話番号を入力するところがありますので、自宅の電話番号を入力し「実行」を押すと、
線路距離と伝送損失が表示されます。
(固定電話がない場合、近くのお店などNTTと契約をしている病院や飲食店などの電話番号を入力すると自宅の環境の目安にすることができます。)
なお、固定電話を持っていない場合、固定電話なしのADSLプランで契約することになるかと思いますが、結局はNTT回線を引くことになるので、固定電話ありのプランと比較して工事費分高くなってきます。
自分の環境で最適な速度はどれか(下り)
自宅(マンションや集合住宅など)からNTT局までの線路距離と伝送損失がわかったところで、
次のサイトをご覧ください。
このサイトは、2012年9月以降の統計を取っていないので、厳密な意味で正確ではありませんが、しかし、ADSLの環境自体は、今後十数年大きな変化はないので、2012年のデータを利用しても、ほぼ大きな乖離はないでしょう。
ただし、自宅周辺の環境によって、速度にばらつきがあるので、あくまでチャートの線は平均値だと思ってください。NTT局と自宅の間にラジオ局など、線路に干渉する電波が発生したりすると、速度が落ちるようです。なので、そういった環境の場合平均値を下回ることになります。
ただし、自宅周辺の環境によって、速度にばらつきがあるので、あくまでチャートの線は平均値だと思ってください。NTT局と自宅の間にラジオ局など、線路に干渉する電波が発生したりすると、速度が落ちるようです。なので、そういった環境の場合平均値を下回ることになります。
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12Mサービス下り |
上のチャートは、同ページの12Mサービスの伝送損失とスループット「下り」の図を拝借しました。
伝送損失はデシベル(dB)で表示され、NTT局に設置したADSLから自宅までの回線上で起こる電気信号の伝わりにくさを表しています。伝送損失が大きいと、当然伝送速度が低下していきます。
Mbpsは1秒当たりの速度を表した単位です。どの区間のスピードを計るかによって2つの呼び方があります。スループットと伝送速度です。
スループットは、自宅のPCから情報を送信するサーバーまでの距離におけるスピード、
伝送速度は、自宅のADSLモデムからNTT局に設置したADSL装置までの距離におけるスピードを表します。
スループットの方が距離が長い分、速度は遅くなっていきます。
通常ネットで検索などする利用者にとっては、スループットの値が体感できる速度と言えます。
上のチャートに関して、たとえば自宅からNTT局までの伝送損失が20dBであり、Yahoo BB(12MB)(紫線)サービスで契約した場合、スループットは8Mbps届かないくらいのスピードが平均となります。eAccess(ピンク線)だと、若干スピードが落ちて7Mbpsくらいでしょうか。逆に伝送速度の場合は、もう少し早い値が出て、10Mbpsくらいになるかなと思います。
ただし、40~50Mサービスになると、eAccessの方が、30dBまでは若干有利になっています。
下の図の赤い線がeAccess(50M)になりますが、30dBまでは、赤い線が青いカーブ曲線(フレッツ)の上に来ています。40~50MBで契約すると、スループットは平均12mbpsの下り速度が出ることになり、上記の20dBの環境で12MBと比較すると、4mbpsと速度がアップしています。
この12MBと40MB以上の契約の差に関して、伝送損失が高くなればなるほどスピード差が縮小していく傾向にあり、たとえばyahooのBBサービスの比較で伝送損失が40dBになると、12MBサービスでは平均下り速度が3mbps、50MBサービスだと4mbpsとなり、スピード差がかなり縮小されます。10dBくらいだと2倍速度が上がったという報告もあるので、NTT局から近ければ近いほど、50MBサービスから受ける恩恵が大きいです。
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40~50Mサービス下り |
こうしてみると、20dB~25dBくらいの環境を持つ家庭なら、eAccessやフレッツADSL40Mが良いかと言えますし、逆に30dB以上なら、40MB以上のサービスを契約する場合どこのプロバイダーと契約してもあまり変わらないくらい接近し始めているということが言えます。
上り
上り速度の図はアップしませんので、統計値に関しては上記で示したリンクを見ていただくとして、上り速度については、8MBや12MBなどのADSLサービスを選択すると、上り速度は1mbpsを下回ります。40~50MBを選択すると最大3mbsくらいの上り速度を実現するようです。
同ページの「40~50Mサービス 伝送損失とスループット【上り】」というチャートでは、
フレッツADSL(47M/5M)とeAccess(50M/5M)が上りの速度が速くなっています。
伝送損失が25dBくらいまでは、フレッツADSLとeAccessはほぼ同等の速度を維持しており、上りを重視する場合、これらのプロバイダーサービス【40M以上】が良いかと思います。
同ページのチャート図を見て、自分の環境がわかったうえで、最適なADSLサービスの選択をしましょう。
関連サイト
MbpsとMBの違い
Yahoo! BB ADSL

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